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安直マン日記

割とちょろい腐女子

機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ 第45話感想

鉄血のオルフェンズ

 

 

まだ決まった訳じゃないから!!!!!!

 

 もう正直45話は観返すのすら辛いので感想書くのもきつい……Twitterでひとしきり現実逃避して、遺体も映ってないしオルフェンズの涙もかかってないので、まだ生きてる!!!!と自己暗示をかけてこれ書いてます。
 しかしフリージアの入りが絶妙過ぎたので、もう状況が出来上がってる気がしないこともないですがやっぱり信じないぞ!!!!!!!

 

 

①本領発揮したラスタル・エリオン

 これまで何が起きても動じず、その実力が隠されてきたラスタルでしたが、45話は彼の月外縁軌道統制統合艦隊長としての能力が遺憾なく発揮されました。
 数で勝る彼らは練度の低い革命軍を中心に叩き地球外軌道統制統合艦隊との分断を図り、革命軍側に禁止兵器・ダインスレイブを搭載したMSを紛れ込ませ自陣に向けて砲撃、その事実を逆手に取り「報復」を建前に予め用意していた大量のダインスレイブで一斉砲撃を行います。おまけに敗戦処理を視野に入れ、地球外縁軌道統制統合艦隊への過度な攻撃を控えるなどその軍師ぶりはオルフェンズ内でトップレベルの描写でした。

 イオク様も若干引いていた様子のラスタルの戦術でしたが、戦力で勝るものとして一番効率的とはいえダインスレイブの下りは「侵略戦争じゃあるまいし……」とただ圧倒されました。
 もうモビルスーツとかいらないのでは??ダインスレイブ撃ちまくってれば勝てるな???
 ていうかいくらなんでも一発撃ちこんできたものに対して、返す物量が多すぎて世間的に茶番だってバレないかな??
 とにかくラスタルジュリエッタに「足留めしろ」と命じたあたりも含め、戦争のやり方を知っている「大人」としてマクギリスや鉄華団と完全に対をなす存在だと強調されていますね。

 

 

ガエリオ石動マクギリス

 バエルの剣を振りかざし、革命軍を鼓舞するマクギリス。その彼を「ハーメルン」と揶揄するガエリオ
 ヴィダールの装甲を外し、本来のキマリスの姿を表したガンダムフレームに乗り込むガエリオと石動が初めて直接対決をした回でした。
 ガエリオは終始マクギリスの行動を知りながらも彼に付き従う石動を問い質すのですが、対する石動は「そんな感傷的な関係は望んでいない」「自分の願いは准将の創り出す未来を見ること」「その礎になるのなら本望」と返します。
 石動を庇ったマクギリスが「まだ死なれては困る」と口にすると、ガエリオは「手駒としてだろうが」と怒りを顕にする。
 ここで表れたガエリオの怒りは、
自分やカルタだけでは飽き足らず、再び側近を利用して使い捨てようとしているマクギリスに対する怒り
自分を殺して利用する程に理想の具現化に取り憑かれているマクギリスの本性を知りながら尚も付き従う(ガエリオ基準で)愚かな石動に対する怒り、このどちらもが含まれていると思います。
 ガエリオが人が人と手を取り合う理由として「友情」「愛情」「信頼」などが必要だと思うのに対して、マクギリスや石動は目的の為に他人を利用し、またされるのは当然であり、そこに求められるのは共通する目的のみであると考えているのなら、まぁお互い理解出来ないのは当たり前ですよね。
 お互いに相手の話全然聞いてない上に、マクギリスは完全にガエリオを煽っていて、観ながら「喧嘩してるなぁ……」とか思っていました。
 長年親友だと思っていた相手に手酷く裏切られた上、目の前で「私の求めるパートナーとは石動のような者だよ」とでも言わんばかりの態度を取られたら普通に腹立ちますよね。
 マクギリスがガエリオの神経を逆撫でして彼の戦い方を崩させようとしているのなら上手いと思いますが…… 

 ちなみにやっぱり気になっているのですが、ガエリオはどの辺でマクギリスの理想を「歪んだ理想」と捉え直したのでしょう。

 自分を裏切ってでも叶えたい理想に価値はない、くらいの感じで捉えているのかな?やっぱりガエリオは「裏切りに対する怒り」を原動力に、その他全てのこれまで築き上げた思想を投げ打って(人体に機械を埋め込むことへの嫌悪など地球的思想を含め)、戦っているのだろうか。

 

 

③追い詰められた鉄華団シノヤマギ

 月外縁軌道統制統合艦隊よる大量のダインスレイブ砲撃により、全戦力の半数以上を失った鉄華団とマクギリス陣営。
 物資も少なく危機的状況の中、鉄華団が選んだのは敵の目の前に踊り出し、フラウロスに搭載した本物のダインスレイブを撃ち込む突撃作戦でした。

 フラウロス変形の頃に戻りたい気持ちが強い。もっと言うなら火星の王の話が出た時まで戻ってやり直してほしい。そこで協力先を失ったマクギリスの計画が頓挫しようが知ったこっちゃないからこの戦争への参戦を回避してほしい。
 シノとヤマギの関係なんですけど、これはもう物凄く真剣に描写されているなとしみじみ思いました。
 孤児であるシノには鉄華団そのものが彼にとっての家族ですが、そこから一歩踏み込んだ特別な何かをヤマギが握っていると。そしてヤマギにとってシノはかけがえのない存在であり、「シノが」生きていてくれなくちゃ駄目なのだと、彼の涙がはっきり描いてくれました。

 45話前半からシノがこれでもかってレベルでフラグを立てていくので、まさかな……そんなまさか……なんて言っていたら、そのまさかだよ!!!やめろ!!!突撃するな!!!引け!!!!!


 オルガには辛いとは思うけど、そこで折れずに断固として引く選択を固持して欲しかったです。被弾したホタルビを盾にすると言っても、軌道を読まれて狙撃される可能性の方がずっと高い作戦だから、逃げるくらいなら死ぬとでも言うのかと……そういう特攻の様なやり方にはストップかけてほしかった
 こっち側の叫びをまたも代弁してくれるザックはもう完全に常識人枠で、多分この子は生き残るだろうなと思っています。鉄華団を組織として存続させるにはザックが必要なんじゃないかな。

 

 そんな不安と不満があっても彼らの作戦は進行し、シノは骨折した左腕を操縦桿へとヤマギに縛り付けてもらい、決死の突撃作戦に出ます。
 一番隊隊長として鉄華団を守り常に前線に出ることを選ぶシノと、整備班としてただ彼の帰りを待つしかないヤマギ。
 氷の華を上げた時も今回も、シノの死の可能性に対してヤマギが声を荒らげるのは、彼がただ一途にシノの無事を祈っているからに他ならず、そんな残す者と残される者の対比を、戦闘員と整備員の共に戦場に立つ者同士で描くことがこんなに悲壮なものになるとは、もうただただショックで気が塞ぎました。

 怪我を押して出撃したシノの一瞬の躊躇いを、ジュリエッタが放った執念の剣が弾き、ダインスレイブは戦艦の横を掠って飛び去っていく。
 悔しさに任せたシノの咆哮の凄まじさ、村田さんの演技は本当に真に迫るもので、叫びながら突進し、敵の炎に焼かれていくさまが痛々しくて辛くて、こんな無念な最期があっていいのかとやっぱりまだ受け止めきれていないです。鉄華団を取り巻く戦局も、危機的状況下での彼らの選択も、もっとこうしていれば良かったという思いが次々湧いてきて、とてもじゃないですが心の整理が付きそうにないです。
 心の整理しようと書きだした感想の筈なのに思い出してもっと辛くなってるのでもうこの辺でやめておきます。

 

 

 日曜日にどんな結果が待っているのか分かりませんが、残りの数日はひたすらにシノが「やっちまったな」なんて言いながら帰ってくる可能性に賭けながら過ごしたいと思います。


 頼むよオルフェンズ、王道のサクセスストーリーでもいいんですよ。頼むよ!!!!!!